葉酸ってなに?

葉酸は、「赤ちゃんの健全な発育や血液を作る」のに関わるビタミンの一種
細胞分裂や遺伝情報にかかわるDNA(遺伝子を保存)やRNA(遺伝子を運ぶ)の合成に必要とされます。

妊娠初期に、赤ちゃんの脳や脊髄の基になる神経管が形成されます。この時にたくさんに葉酸が必要になります。
お母さんの体の葉酸が不足していると、赤ちゃんに「二分脊椎症」や「無脳症」など脳や脊髄の生まれつきの障害の発症リスクが高くなります。

妊娠初期は、お母さんがまだ妊娠に気づいていないくらいの時期です。なので妊娠を望んだ時から葉酸をサプリメントなどで摂取することが推奨されています。

葉酸はどれくらい必要?

妊娠をしていないときでも食事から240㎍の葉酸を摂取することが推奨されています。

妊娠活動期~妊娠初期には、
通常の240μgに加えて、400μg/日
妊娠中期には、                         
通常の240μgに加えて、240μg/日
後期~授乳期には     
通常の240μgに加えて、100μg/日の摂取が必要と言われています。

※葉酸の上限量は1,000㎍/1日

葉酸をたくさん含む食材

葉酸はレバー、ほうれん草、焼きのり、イチゴ、小松菜、アボガドなどに多く含まれています。

・焼きのりは1枚(大判のまま)で57μg

・アボカドは1個で168μg

・イチゴは5個で90μg

・小松菜は2株を生食なら116μg、茹でると86μg

・ほうれん草は2株を茹でると110μg

・レバーは一口サイズ(10g)1個で130μg