産後の体は「省エネモード」になっている

「産後、前より太りやすくなった気がする」
「少し食べただけなのに、体重が増える」

そんなふうに感じて、
「代謝が落ちたのかな…」と思ったことはありませんか?

実はその感覚、間違っていません。
そしてそれは、悪いことでも、ダメなことでもないのです。


妊娠〜出産は、体にとって「人生最大の大仕事」

妊娠から出産までの約10か月、
体の中では信じられないほどの変化が起こっています。

  • 赤ちゃんを育てるために大量のエネルギーを使い
  • 内臓は押し上げられ
  • 骨盤は大きく開き
  • ホルモンバランスは劇的に変化

そして出産後も、すぐに元に戻るわけではありません。

体にとっては
「まだ回復途中」「まだ守らなきゃいけない状態」
なのです。


体は「エネルギーを守るモード」に切り替わる

こんな大仕事のあと、
体が最初にやることは何だと思いますか?

それは
エネルギーをできるだけ節約し、守ること。

つまり産後の体は、自動的に
「省エネモード」に入ります。

省エネモードでは、

  • 基礎代謝を下げる
  • 余計な消費を減らす
  • 脂肪をエネルギーとして蓄える

という反応が起こります。

これは体がサボっているのではなく、
回復と生存を最優先にしている証拠です。


脂肪がつきやすいのは「正常な反応」

産後に脂肪がつきやすくなると、

「こんな体になってしまった…」
「自己管理ができていないのかな…」

と、自分を責めてしまうママがとても多いです。

でも実際は、


脂肪をためやすくなる=体ががんばって守っている状態。

特に、

  • お腹
  • お尻
  • 太もも

といった部分は、
体を支えたり、エネルギーを蓄えたりする役割があるため、
産後は優先的に守られやすい場所です。


「太りやすい=ダメ」ではありません

ここで大切なことを、もう一度お伝えします。


産後に太りやすいのは、体が弱っている証拠でも、
あなたがダメだからでもありません。

むしろ、

  • 無事に出産を終え
  • 育児をしながら
  • 体を回復させようとしている

体の正常な働きなのです。


だからこそ、順番がとても大事

産後の体が省エネモードのまま、

  • 食事を減らす
  • たくさん運動する
  • 無理に体重を落とそうとする

と、体はさらに
「危険だ」「もっと守らなきゃ」と判断し、
逆に痩せにくくなってしまうことがあります。


整える順番を間違えると、努力が空回りします

産後の体には、
「痩せる前に、整える段階」があります。

代謝を上げる前に、
まずは体が「もう守らなくていい」と感じられる状態を
つくることが大切です。